フランス人と日本での結婚手続き編もついにラストです。
今回は、日本での入籍をフランスに報告するための手続きについて解説します。
2つの国が関わる国際結婚では、どちらか一方の国での手続きだけでは婚姻は完結しません。
11月25日に書類を送ってから約2ヶ月後の今日、ついにフランス大使館から家族手帳が届きました〜!!🙌
これで晴れてフランスでも私達の婚姻が認められました。この家族手帳が配偶者ビザの申請に必要です。予約を2週間後に控えてたけど間に合って良かった!
フランスにいる旦那にも後で報告しよう☺️ pic.twitter.com/ld1LpUG3qh
— あおい / 3月からフランス移住🇫🇷 (@aoi419__) January 26, 2020
この記事を読めば手続きに必要な書類、手続きの方法や手続きにかかる期間がわかるようになっているので、ぜひ最後まで読んで参考にしていただければと思います!
日仏国際結婚の手続き方法を確認する
≫【国際結婚】フランス人と日本で入籍する手続き方法のまとめ【体験談】
日本での婚姻をフランスに報告
必要書類
①婚姻届記載事項証明書(アポスティーユと翻訳付き)
市役所で発行してもらった婚姻届け記載事項証明書にアポスティーユとフランス語の翻訳をつけたもの。
(このあと手続き方法のところで詳しく解説します)
②婚姻をフランス戸籍に転写するための申請書
フランス大使館で婚姻要件具備証明書を受け取るとき一緒にもらえます。
フランス人の旦那さまにササッと書いてもらっておきましょう。
③レターパック
書類が無事に受理され、フランス大使館から家族手帳を送ってもらうための返信用です。
婚姻をフランスに報告するための手続き方法
日本で入籍をしたあとに婚姻をフランスに報告するための手続き方法は以下の通りです。
①婚姻届記載事項証明書を発行する
②婚姻届記載事項証明書にアポスティーユを付ける
③アポスティーユ付き婚姻届記載事項証明書に翻訳を付ける
④書類をフランス大使館へ郵送する
⑤家族手帳と婚姻証書謄本が届く

ひとつずつ解説していきます!
婚姻届記載事項証明書を発行する
日本の市役所で婚姻届を提出したら、その日に婚姻届記載事項証明書の発行も窓口でお願いしましょう。
婚姻届記載事項証明書とは、簡単に言うと入籍のときに提出した書類一式のコピーです。
私が調べたときは入籍した当日に発行してくれるところもあるみたいでしたが、私の地元の市役所では当日の発行ができず後日受け取りになるとのことでした。
婚姻届記載事項証明書にアポスティーユを付ける
婚姻届記載事項証明書を受け取ったら、アポスティーユを付けてもらうため外務省に申請します。
申請の方法は3通りです。
①外務省の窓口で申請→窓口で受け取り(申請翌日から受け取り可能)
②外務省の窓口で申請→郵送で受け取り(申請後2-3日で受け取り)
③書類を郵送し申請→郵送で受け取り(申請後10-14日で受け取り)
申請方法に関わらず、市役所に発行してもらった婚姻届記載事項証明書とアポスティーユ申請書が必要になります。
アポスティーユ付き婚姻届記載事項証明書に翻訳を付ける
婚姻届記載事項証明書にアポスティーユが付いたら、次はフランス語の翻訳を付けます。
翻訳を依頼するのは、フランス大使館に指定された翻訳家です。
フランス語翻訳をしている人なら誰でもいいワケではないので気を付けましょう。
(在日フランス大使館の指定する翻訳家のリストはこちらです。)
婚姻要件具備証明書を取得するために戸籍の翻訳をお願いしたエスパスフランセさんが婚姻届記載事項証明書の翻訳を扱ってなかったので(汗)、代わりに紹介してもらったヌーベルエコールさんに翻訳をお願いしました。
書類をフランス大使館へ郵送する
フランス語に翻訳されたアポスティーユ付き婚姻届記載事項証明書が届いたら、すべての書類を在日フランス大使館に送ります。
【フランス大使館に送るもの】
①婚姻届記載事項証明書(アポスティーユと翻訳付き)
②婚姻をフランス戸籍に転写するための申請書
③返信用のレターパック
家族手帳と婚姻証書謄本が届く
無事に書類が受理され婚姻がフランスでも認められたら、
・家族手帳
・婚姻証書謄本
の2つがフランス大使館から届きます。

これでついに日本とフランスの両国で私たちの結婚が認められました!
そして、この家族手帳が今後フランスへ行くための配偶者ビザの申請に必要になるのです…。
フランスへ婚姻の報告手続きにかかった期間
必要な書類をフランス大使館に郵送し、家族手帳が送られてくるまでの期間はちょうど2ヶ月でした。
・婚姻届記載事項証明書の発行(20日くらい)
10/10 市役所で依頼 → 10/29 受け取り
・婚姻届記載事項証明書にアポスティーユを付ける(3日)
10/30 外務省の窓口で申請 → 11/1 郵送で受け取り
・フランス語訳を付ける(10日くらい)
11/8 原本を郵送 → 11/19 郵送で受け取り
・家族手帳と婚姻証書謄本が届く(2ヶ月)
11/25 書類を発送 → 12/3 大使館から受領のメール → 1/25 郵送で受け取り
10月10日に地元の市役所で入籍して、フランスで婚姻を認めてもらい家族手帳が届いたのが1月25日。
入籍してからはトータルで3ヶ月後のことでした。(驚)
日本の婚姻をフランスに報告する手続き:まとめ
日本で婚姻届を提出したあと、フランスに婚姻を報告するための手続き方法をまとめます。
【必要書類】
①婚姻届記載事項証明書(アポスティーユと翻訳付き)
②婚姻をフランス戸籍に転写するための申請書
③返信用レターパック
手続き方法は以下の通りです。
②婚姻届け記載事項証明書にアポスティーユを付ける
③アポスティーユ付き婚姻届け記載事項証明書に翻訳を付ける
④書類をフランス大使館へ郵送する
⑤家族手帳と婚姻証書謄本が届く
これでひとまず国際結婚の手続きは以上になります。本当にお疲れさまでした!

はじめは漢字ばかりの言葉に不安もあり上手く手続きができるか心配でしたが、無事に終えることが出来てホッとしています
手続きを終えての感想としては、思ったより大変じゃなかったかな?と。
これも、ご自身の経験をブログに書いてくたさった先輩方のおかげです。
ありがとうございます!本当に助かりました!
私はこれからフランスに移住するために、配偶者ビザの申請を始めます。
またこの経験が誰かの役に立つことを祈って随時記事にしていきたいと思います。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!
参考≫フランス人と日本での結婚手続き①婚姻要件具備証明書を取得する
※記事内で【大使館から受け取る書類】の中にある③のことです。